熱烈なファンが多い、アイランド・モルトの銘酒【ラガヴーリン】

ラガヴーリン|LAGAVULIN

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アイラ島ラガヴーリン湾に面したラガヴーリン蒸留所で生産されるシングルモルト・ウイスキー『ラガヴーリン』。この蒸留所はスコットランドの中でも最古の蒸留所のひとつで、1816年に地元の農業経営者で蒸留職人でもあったジョン・ジョンストンによって創業。彼の死後、アイラ・モルト商人のアレクサンダー・グラハムが受け継ぎました。グラハムの甥であり、ビジネスパートナーのピーター・マッキーの存在も追い風となり、ラガヴーリンは強固な蒸留所になっていきました。ピーター・マッキーはグラハムの死後、ラガヴーリン蒸留所の敷地内にモルト・ミル蒸留所を建設。かの有名なブレンデッドスコッチ、ホワイトホースを世に生み出し、ウイスキー業界では大変有名な存在になりました。

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ピーター・マッキーは『ラガヴーリン』の製造において、常に変わることのないよう細心の注意を払っていました。それは、香り高いピートをたっぷり時間をかけて蒸留していくということ。創業当初のやり方を守り、最初の蒸留で約5時間、2回目の蒸留で9時間以上と、アイラ・モルトの中でも最長の蒸留時間となっています。この長い蒸留時間こそ、ファンが愛してやまない、『ラガヴーリン』のまろやかさや、上品な甘みを生み出しているのです。
アイラ・モルトの中でも特にピート香や海藻の匂いが強く、強烈な個性を放つ『ラガヴーリン』は、人によって嗜好がはっきり分かれるのも特徴的。重厚でスモーキーなのにソフトな甘美を持ち、シェリー樽の甘さとアイラ島の塩辛さが見事に調和した傑作と言われています。パワフルでエレガントな味わいは、モルト初心者には向いていないかもしれませんが、この強烈な個性こそ“筆舌に尽くせない力強さと、素晴らしく複雑な香味の数々”とモルト愛好家からは評され、銘酒の中の銘酒と賛辞を得ています。ちなみに『ラガヴーリン』とは、ゲール語で“水車のある窪地”の意。